株のスクラップ帳

株に関することをメモしています

HANATOUR JAPANの第一四半期決算発表

 

HANATOUR JAPANの第1四半期決算発表がありました。

その内容を簡単に見ていきます。

 

平成30年12月期の予想(%は前期からの増減率)

売上高9,441百万円 19.1%

営業利益2,146百万円 22.2.%

経常利益2118百万円 12.3%

当期純利益1,480百万円 11.8%

1株当たり当期純利益130.02円

 

 

第1四半期実績

売上高2,242百万円 

営業利益451百万円 

経常利益374百万円 

当期純利益262百万円 

1株当たり当期純利益23.83円

 

決算発表を終えて株価はけっこう値下がりしました。

経常利益は3.7億円で通期計画に対する進捗率が17.7%。

決算短信をみてみると、

平成30年7月に開業予定の東京大田区のホテルの開業準備費用が12,224千円発生しており、建設は計画通りに進捗しております。

中略

平成30年3月に営業開始した都市型ハイヤー事業の開業準備費用等の発生により、当第1四半期連結累計期間の売上高は24,056千円、セグメント損失19,940千円となりました。

 と書かれてあります。

 

都市型ハイヤー事業は個人旅行者や小グループ向けのサービスで

トヨタハイエースなどを使って日本語と韓国語、英語が話せるドライバーをつけて

案内していく事業。

団体旅行者向けの貸切観光バスに加えて小規模な旅行者向けのサービスの開始にあたって、車両や器具の購入に資金が必要だったとあります。

参考「都市型ハイヤー事業」開始のお知らせ -株式会社 HANATOUR JAPAN|BtoBプラットフォーム 業界チャネル

 

主力の旅行事業について、

1Qの期間での訪日外国人の数自体は増加しているとのことです。

HANATOUR JAPANの旅行事業で売り上げや利益が1Qで伸びたかどうかは

前年は第一四半期決算の連結財務諸表を出しておらず、

比較対象がないのではっきりとわかりません。

まあ上場していなかったので仕方がありません。

売上高は886,644千円、利益は371,829千円です。

売上高は下記の免税店事業の方が大きいですが、利益は旅行事業が最大で

HANATOUR JAPANの主力事業です。

バス事業では好調ではあったものの人員の入れ替えとバスの購入を行い、

売上高は620,843千円、利益は42,588千円。

そこそこの売上高はありますが利益が低いですね。

免税店販売事業では売上高は958,510千円。利益は143,027千円。

主力は旅行事業でありながら売上高は免税店事業が一番高いようです。

PB商品強化で原価率低減を図ります。

ホテル等施設運営事業では売上高は169,769千円、利益は8,498千円。

7月に開業予定のホテルの準備のため、費用が12,224千円発生しています。

そのため利益が減ってしまっているようです。

札幌のホテルは順調なようなのでホテルが完成した上で

利用が多ければ今後の業績にプラスになりそうではあります。

その他の事業ではレンタカー事業で44台の増車。

また都市型ハイヤー事業で車両を10台購入したため費用が嵩み、

売上高が24,056千円、損失が19,940千円となっています。

経常利益の進捗があまり良くないのは、

3月に新しくスタートした小規模な旅行者向けの都市型ハイヤー事業への投資が影響しているようです。

 

通期の業績予想については変更無し。

決算ギャンブルと言われるだけあって、発表前後では株価の変動が大きいですね。

今日も朝の寄り付き前から見ていましたが、

特別売り気配からスタート。

保有していた方はしんどかったと思います。

前期との比較ができないので何とも言いようがありませんが、

1Qで利益が伸びなかった理由は新しいサービスと既存のサービスへの拡充にあるようです。

5月号の投資手帖を見てみると、

この企業の強みは地方中心のツアー旅行が多く、

日本の28空港がある地域全てに同社企画の旅行商品が多い所とあります。

1年に1棟ずつホテルを増やす方針とあるので、

ホテル事業は売上高が拡大しながらも今後も投資継続になりそうです。

旅行事業は団体向けだけでなく、

家族旅行など小規模な旅行者向けのサービスを開始するなどして、

細かい旅行ニーズをくみ取るためにラインナップを増やして勝負しているという印象です。

平成30年12月期 第1四半期決算短信

第1四半期有価証券報告書

 

 

「ホリエモンの年収は?」と聞いちゃう新R25の記事がおもしろい。

R25というサイトがあります。

25歳前後の若い年齢層を対象の読者層として想定して、

お金に関する記事をアップしているメディアです。

ヒカキンのストイックなサラリーマン時代の話をインタビューした記事が

Twitterで流れてきていたり、気になって読んでしまう記事が多いですが、

その中でも、「マネ凸」というタイトルの連載が面白いです。

「お金どうしてるんですか?」という質問から始まるのですが、

インタビューの相手に対していきなり総資産はどれくらいですか?

といきなり質問するという超下世話な記事です。笑

ホリエモンにお金について突っ込んだけど、何を聞いても価値観はひとつだった|新R25 - 世の中がわかるジブンもいい。

有名人のお金がどれくらいあるかという話、

いきなり聞いてしまうのは普通に失礼ですが、聞きたいですよね。

途中からインタビューの内容もちょっとずつ膨らんできている風になり、

最後はちょっといい話になっているようななっていないような雰囲気で終わります。

その中でも面白いなぁと思ったところを書いていこうかと思います。

 引用部分は全て記事から。

  

一発目の質問は、ホリエモンの年収が一億円らしいことから、

でもよく覚えていないような返答が帰ってきます。

うん。「年収いくら?」と聞かれたらわかっていても普通答えないよなぁ笑

その後も資産額の推移なんかをインタビュアーさんが聞いていくものの、

求めている返答が返ってこない。

そんなことよりも好きなことをやれればそれで良いというスタンスのホリエモン

現金も1月分しか持たず、

あるといいなと思うサービスや会社に投資をしているとのこと。

その中の一つにZaifのことが出てきました。

たとえば、Zaif仮想通貨取引所)の立ち上げに堀江さんが絡んでるのを知らない人もたくさんいるんじゃないですかね?

これ知りませんでしたが、今調べてみるとでてきました。

Zaifを運営するのはテックビューロ株式会社が、

ホリエモンと共同でZaifのサービスを公開したことが2014年に記事になってますね。 

 

なかなか知りたい部分がわからないですが、

この連載は有名人の資産額と若者が資産運用するためのアドバイスを求めたりするので

続いて気になったのは、

「資産運用を進めているがどうすれば良いか?決算短信を読めば良い?」

という質問に対しての返答。

決算短信なんか見てもしょうがないでしょ。そんなん見て投資しているやつは博打やってるのと一緒。そうじゃなくて、儲かる投資に必要なのは、みんなが気づいていないことに気づくってことだよ。

そうなのか・・・

じゃあ皆が気づいていないことに気づくにはどうしたら良いのかが知りたい。

インタビュアーさんもそう思ったのか次の質問へ。

「何をみるべきか?」という質問に対しては、

カンタンに一般化できない。見るべきポイントは個別に違う。

 とのこと。 そんな簡単じゃないっぽい。

でもヒントになりそうなことは書いてあった。

バスキアを買っただけで、彼は世界中のセレブから名を知られたわけよ。孫さん並に有名になった。

中略

要は、たった60億円で世界に名を売ったということ。

読んでてリアルにへぇ〜って声が出た。こういう見方をできるようにすれば良いのか。

まあこういう所にまで考えが至るかと言えばそんなことはないけど。

それに、「これだけやってたら他人が気づいていないことに気づくことができる。」

というポイントや見方が本当にあったとしても、

それはつまり絶対儲かる方法と言えるし、無料では言わないようにしているのかも。

ホリエモンドットコムを読めばホリエモンの頭の中がわかるかもしれないけど、

それはこの記事の広告としての側面にしっかりのせられている感がある笑

 

決算短信はそれまでの業績がどうだったかの結果発表だから、

発表された時点でもう過去の情報。

決算短信に書かれている内容を見て「この会社儲かっているなぁ」と、

初めて気づいてから株を買ったとしても、

それ以前から株を買っていた人に勝つことはできないし、

むしろジャンピングキャッチしてしまうこともある。

だから株を買うなら決算短信を見て買えば良いというわけではないとは確かに思う。

となると、「そうかぁ。じゃあ決算短信は読まなくてもいいんだなぁ」

とか思ってしまいそうにけど、ホリエモンは経営者。

今は経営は誰かに任せていたりするかもしれないし、

業績情報を出す必要もないけどライブドア時代はむしろ出す側。

だから、決算短信を読むことは当然できるはず。

そんなもの読んでも株式投資での儲けにはならないとは言っているけど、

全く読めなくても良いとは一言も言っていないからね。

儲けには繋がらなくても読めるようになること自体は無駄じゃない。 

 

最後、そうだよなぁと思ったのが、

「25歳の年収400~500万くらいの人が資産運用するにはどうしたら?」

という質問への回答。

その年収で資産運用なんかできるわけねえじゃん。

 これはこの企画の第一回目、

サイバーエージェントの藤田社長のインタビュー記事にもあった。

「金融の世界は元手が大きいほど有利」とのことで、

20代そこそこで株を買おうにも、お金もままならないような状態で

「投資するんだー!」とか言っても意味がないんだよね。

任天堂の株なんてかなり上がっているけど、

100株でも買うのに数百万円なければそもそも買えない。

これは極端だけど株価の安いものでも10万円前後は必要になる。

10万円単位でお金を出すってなかなか20代には厳しい。

単元未満株で株を買ってみることはできるけど、

株価が上がったとしても購入金額が小さいと儲けの額も小さい。

なけなしのお金で株や仮想通貨を買うのは論外だし、

余裕資金で投資しようとしていても、

失敗したら次に株を買うにはまたお金を貯めないといけないと言う状況下で 、

めちゃくちゃ時間をかけてめちゃくちゃ調べて決めた銘柄を、

慎重に慎重にタイミングを見極めて買ったとしても、

儲かるかどうかはわからないと。そんなものなんだよね。

 

だからやっぱりまずは仕事を頑張って収入を上げた方が良い。

20代のうちはNISAと確定拠出年金を満額でやっていたら

もうそれでいっぱいいっぱいになるしそれで十分だと思う。

 

というわけで、いきなり年収を聞いちゃう失礼な質問から始まって、

どんどんホリエモンが不機嫌になっていき、

途中ガチで機嫌悪そうな写真もあるけど、

面白い話もたくさんありました。

文章の上では嫌そうにしている風だけど、

ホリエモンの記事は今回の記事を含めて全部で3つあります。

メリットがないから取材も出演も嫌だと言っているけど、

本当に取材を受けるのが嫌なら3回も記事にならないだろうし、

読んでいて面白いからどんどん連載続けてほしい。

編集されていないインタビュー音声を流してくれたら絶対聴くなぁ。

ウォール街のランダム・ウォーカー 〜株式投資の不滅の真理〜 1

ウォール街のランダム・ウォーカーという本を読んでいます。

途中で飽きることが多いのですが、

読んでいて飽きず、面白くてどんどん読み進めてしまう本に出会ってしまいました。

一部引用しながら印象に残った部分をメモしていきます。

 

バブルの語源

バブルの話は株式投資をしていようがしていまいが、

テレビをつけていれば必ずどこかで出てきますね。

バブルバブルともう耳タコのように聞かされた言葉ですが、

どうしてバブルと呼ぶのか考えたことがありませんでした。

まあ、泡のように消えることを指して言っているというのは知っていたのですが、

いつ頃からそう言われ始めたのか、どういう背景があったのかという所までは

この本を読んで初めて知りました。

きっかけはイギリスで 1711年に設立された南海会社という企業からでした。

当時のイギリスは国の借金である国債を、

全て返済することができるかどうかわからない状態でした。

国が借金が返せないとなったら一大事だったので、

南海会社という会社をつくり、その会社に国の借金を肩代わりさせます。

その代わり、南海会社だけに貿易の権利を与えたのでした。

その時の商品は奴隷。労働力は富の源泉と言われますから、

最低限の衣食住を与えてほぼタダ働きさせることができる奴隷は

当時は重宝されていたのでしょうね。

だから奴隷を商品として連れてくることができた、

ただ一つの会社として南海会社それは儲かったと思います。

利益が出れば株価が上がり、配当収入も得られるので、

もともと国債を買っていた人は株を持つことでもらえる配当金やその株価で、

理屈の上では国債を買うために払ったお金を取り戻せるということになりました。

そんなに儲かる株なら買いたいという人もたくさん現れます。

こういうことがあって株価が上昇し続けるという状況になりました。

その頃は南海会社以外にも多くの会社が株式を発行していたのですが、

それらの会社は事業がうまくいかず、泡のように消えていくことから

泡沫会社と呼ばれるようになりました。

株式の新規公開は企業が事業を行うために資金調達をするためのものです。

投資家は新規公開株を買うことで現金を企業に渡し、株を手に入れます。

逆に株式を発行した会社は株を投資家に渡して現金を手に入れることができます。

株式を使って現金を手に入れることがブームになっていたので、

実際に事業を行っていなくてもお金が手に入るだろうなぁと、

悪いことを考える人もいたことでしょう。

そういった詐欺的なことをする人々ばかりではなかったとは思いますが、

実際、会社として利益を上げられずに消えていくことが多く、

株価が急激に上昇した後、今度は暴落することも多かったようですね。

この泡沫会社が今で言うバブルの語源となっているそうです。

 

IPOについて

上記の項目と被る部分が多いですがIPOについて、

日本の株式市場では、IPO、つまり新規公開株に投資するのは

何も考えなくても良いほどに利益を出すことが容易な方法となっています。

いつかの日経新聞では新規上場した株式の初値は、

その9割近くが公募価格を上回っていたと報道されています。

つまりIPOに応募して当たりさえすれば90%の確率で儲かるという話ですね。

なのでネット証券やら大手証券やらで色々な証券会社で口座を開設し、

IPOの案件が出てきたら節操無く申し込みをする人もいますね。

実際それが儲かるのでIPOだけ狙っておくのが一番無難です。

まあ当然、配分が来ること自体それほど多くはないようですが。

以前、ロバート・キヨサキの「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んでいた時に、

「新規公開株に投資するのは危険視されていたが、私はそうは思わず、

自分でその株式について調べながら投資していった。」

というようなことが書かれていて不思議にに思ったことがあります。

IPOは儲かることが多いのにどうして危険視されていたという前提で書いているんだろう?という疑問でした。

時代が違うからかなとその時は深く考えなかったのですが、

上記の南海泡沫事件がその原因だったんですね。

今回読んだ本の一節にこう書かれています。

「誰にも実態はわからないが、多大な利益の上がる事業を行う会社」を始めた無名の男だろう。この会社の発行目論見書には、前代未聞の利益が約束されていた。

普通、人から「何をしているかはわからないけど絶対儲かるから!」

とか言われてもコイツ俺を騙そうとしてんのかな。としか思わないじゃないですか。

ところが南海事件の頃は、新規公開株を買えば儲かることが当たり前だったので、

その会社の事業がどのようなものかを調べることなく買いまくっていました。

その中には、引用の中にあるように何をしているのかは全くわからないけども、

とにかく利益は出せると言って投資家を募っていた男がいたそうです。

そして首尾よく株式を売却できた後、だれも知らないうちに蒸発しました。

株の新規公開がブームになっていた頃は、2017年末のビットコインバブルのように

実情はわからないが誰もが上がるからと思い込んで買い続けていました。

あのビットコインの凄まじい値上がりにつられて買っていた人の中で、

ビットコインブロックチェーンがどんなものなのか、

説明できる人はほとんどいなかったと思います。

いくつか関連する本を読みましたが、正直今もよくわかりません。

その技術が役に立つものなのかはこれから分かることだとは思います。

断続的に仮想通貨が盗まれたという話は出てきますが、

ひとまず落ち着いたので将来の可能性にかけて少しだけ買ってみるというのは

意外とありかもしれませんね。あとは買ったことを忘れて普通に仕事を頑張る。

話が逸れましたが、南海泡沫事件の頃の新規公開ブームでは、

完全に騙し取ることだけを目的とした案件だけでなく、

真面目に事業を行おうとしていた会社も実際は利益を出せず、

すぐに消えていった会社が多かったという背景があったということでした。

今でこそ日本ではIPOは儲かるというイメージがありますが、

それはあくまで上場にかかる厳しい審査や、株式市場が整備されたおかげで、

昔と比べて公平な市場づくりが行われているからだということですね。

そんな歴史的背景があったのだからIPOは危険だというイメージが、

数十年前まではあったのかもしれません。

 

 

まとめ

他にも書きたいことがあるのですが、

とりあえず今回はここまでにしておこうと思います。

まだ読んでいる途中なので早く続きが読みたいです。

たくさんの人がオススメしていた本で以前から知ってはいたのですが、

本屋に寄った時にたまたま見つけたので買ってみました。

そのあと喫茶店で前書きだけ少し読んでみようと思っていたら、

これが面白くてそのまま閉店時間まで読みふけっていました。

どうしてもっと早く買っておかなかったのかといま後悔しています。