株のスクラップ帳

株に関することをメモしています

GDP統計

 GDP(Gross Domestic Products)(国内総生産)とは、

ある一定の期間の間に生み出された付加価値の合計のことを指します。

一定期間ごとに計算されるため、前期と比較してその伸び率がどうであったかを見て、

景気動向を判断するための材料にされます。

前の期と比べてGDPが伸びていれば経済が成長している証であり、

その伸び率のことを経済成長率と言います。

内閣府の経済社会総合研究所が公表しており、

3ヶ月毎に1回発表する速報値と、年に1回発表する確定値があります。

さらに速報値は1時速報と2時速報とに分かれており、

1次速報は四半期が終わったあと約1ヶ月半で、

2次速報はさらに約1ヶ月後に発表されます。

一般的には1次速報を速報値、2次速報を改定値と呼んで区別されていますが、

速報が二つもある理由は、使っている統計が違うためです。

確定値は年に一回しか発表されないのですが、

それでは経済が良くなっているのか悪くなっているのかの判断がつきません。

なので多少間違っているかもしれないがとりあえずの結果として出すのが速報値です。

計算には複数の統計を利用するので、とりあえずの段階で計算したにも関わらず、

それでもまだ出揃っていない統計があります。

2次速報では1次速報のあとに出てきた統計を使うので、

1次速報と比べて正確になります。

 

また、名目GDPと実質GDPの違いがあります。

GDPが増えるということは所得が増えることと言えますが、

物価も同じ割合で上昇したとすると、たとえ所得がどれだけ上昇しても

以前と比べてより多くの商品を買うことができるようにはなりません。

所得が増えて、物価が上がらなければ購買余力は増えますが、

物価も上昇すると実質的には所得は変わっていないということになります。

1年や2年という期間では大きな変化はなかったとしても、

10年20年という期間ではさすがに物価も変わってきます。

名目GDPは物価の変動を考慮しないので、この数値が良くなったとしても

昔よりもお金に余裕ができたかどうかはわかりません。

なので実際どれだけお金に余裕ができたのかを図るために実質GDPを使います。