株のスクラップ帳

株に関することをメモしています

2018/9/8 雇用統計は好調。ただし貿易戦争ネタも追加

昨日のニューヨーク市場は下落しました。

月初の金曜日なので朝に米国雇用統計が発表されましたが結果は好調でした。

雇用者数の伸びが引き続き良いことに加えて賃金の上昇率もさらに上向きです。

以前から9月のFOMCでは利上げが決定されることが予想されていましたが、

もうほぼ確実に行われるとみられているようです。

またFRBのパウエル議長は好調な統計結果が続けば

さらなる段階的利上げにも前向きな発言を残しています。

 

統計結果は良かったのですが、貿易戦争ネタも豊富です。

昨日も新たに材料が出てきました。

8月31日に米国から中国に対して2000億円の関税をかけることを検討していると報道されましたが、

その製品にアップルウォッチなどの製品が対象になっています。

株価に良い影響はもちろんありませんが

メインのパソコンやスマホが対象ではないので多少の配慮も伺えます。

とは言っても、

業績の伸びが止まってしまうとこれから取れるはずだった税金も取れなくなってしまうから。

そんな考えが根底にはありそうです。

せっかく時価総額が1兆円を越えて好調に株価が伸びているのにと思わなくもないですが、

アップルは最終製品を販売していますが、特に業績の良い企業に対して税金をかける方が、

より税収も増えるでしょうからある意味では当然なのかもしれません。

アメリカファースト」のスローガンがあるので、

貿易戦争はじめ財政の改善に寄与するものであれば、

米国以外の全てをターゲットにしているものだと考えていたのですが、

トランプ大統領及はキャッシュをたくさんため込んでいるのなら、

米国の企業もターゲットに含めてしまっても構わないと考えているようです。

傘下の報道機関が反トランプなのもあるでしょうが、

トランプ大統領のアマゾンへの攻撃が多いこともそう見える理由になっています。

また、現在検討中の2000億ドルに加えて、

追加で2670億ドルの関税をかけることを考えているとトランプ大統領の発言がありました。

もうこれ以上の追加できるものがあるのかとうんざりする人も多いかもしれませんが、

ここのところ、米国株は特に勢いよく上昇しすぎていたように見えるので、

株式市場ではトランプ大統領の発言のおかげでちょうど良い調整に入りそうです。

どこが底になるのか、単なる利確売りを越えて暴落の域まで伸びる可能性もありますが、

去年はちょうどこの時期から株価が伸びていきました。

今まで高くて買えないと見送っていた投資家にとっては、今年末までの最後の買い場となるのかもしれません。

 

そういえば2、3日前には日本も貿易赤字の削減を要求することが報道されましたが、

メキシコとの交渉したことで原産地規則の割合の引き上げなどの結果を引き出したことで味をしめたように見えます。

貿易の交渉を行う場合は1対1では安全保障面で強く出れないために、

米国に対して強気で交渉していくことはできません。

だからこそ日本も含めて多国間で協議ができるTPPにこだわってきました。

結局、米国はTPPを抜けてしまいましたが、

それでも2国間のFTAで交渉しようという流れが数年前まではありました。

しかし、今はもうFTAの言葉もあまり報道されなくなっています。

正式な手続きを踏んでしまえば必ずどこかでストップがかかりますが、

口元を押さえることは誰にもできませんから、

トランプ大統領が先に脅しのような形で発言をして、

対象の国を強引に2国間の交渉に引きずり出しています。

反発を買うやり方ですが、結果的に目論見通りに進んでいます。

やはり実業家のトランプ大統領、政治家をやっても上手いということなのでしょうか。